起きる時の「めまい」は「気」の不足、呼吸は気のコントロール めまい その2
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青森市の子宝カウンセラー「シロクマ」です。
若いって素敵。
でも、気をつけて欲しいのは、食べ物で身体が作られているということに気づいていないということ。
特に「思考」。
脳だって臓器。
食べ物で思考は左右されているんです。
めまいなのに食べ物の話から
前回は、腎の精気不足によるめまいについてでした。
めまいの原因は複雑で単純に腎精が足りないだけが問題じゃないんです。
腎精は気によっても養われています。
「元気」の気ですね。
「気」って活動するためのエネルギー全般のこと。
そのため、気の不足からくるめまいもあるんです。
気の不足のことを中医学(漢方)では気虚(ききょ)っていいます。
漢字ってスゴいですよね。
文字だけでイメージが伝わりませんか (^0^)
中医学(漢方)には、人体の生命活動が、気(エネルギー)の活動によって営まれていると考えています。
気は動きます。
体内を昇ったり降りたりする上下方向への運動を昇降(しょうこう)といいます。
例えば呼吸することで、気を体外へ発散したり、体内へ取り込んだりする運動によって生理作用を円滑に動かしています。
この出し入れのことを出入(しゅつにゅう)といいます。
気は身体全体をコントロールしている
気には沢山の仕事があります。
沢山の仕事の中の1つ、体の上部に昇っていく清陽の気(清気)が脳を養っているんです。
気の不足することで、この清気が上昇しなくなります。
すると脳が満足できなくなります。
症状としては、、、
頭部の空虚感や頭がぼやけたり
物忘れしやすくなったり
見るものがぼやけたり
耳鳴りがしたり
これらの症状とともに、めまいが起きます。
急に起き上がったり、動いたときに起きる立ちくらみなども原因は気の不足。
このような気虚タイプのめまいの特徴として、普段から体力が不足気味で疲れやすい人、心臓や消化器系の弱い人、低血圧の人、下痢をしている人などによくみられます。
特に下痢の場合、気も一緒に下るため、清気が上昇せず、めまいを起こしやすくなります。
中医学としては
まずは不足した気を補う生薬として人参や黄耆、気を上昇させる作用をもった升麻(しょうま)や葛根、蔓荊子(まんけいし)などからなる益気聡明湯のような処方がよく使われますが日本にはありません。
日本で入手できる類似の処方には、感應丸気や補中益気湯などがあります。