動物を食べることで弱った内蔵を改善するという考え
|うれしい!ツイテル!ハッピー!
青森市の子宝カウンセラー「シロクマ」です。
今日は、青森周辺は凄い事になっています。
駐車場が満車状態。
連休なのでイベントが沢山。
まずはABA番組祭。
当店の裏でやっています (^0^)
ほかにも、さくら野百貨店では超人気イベント「全国うまいもの博」が開催中。
こちらも激混み (^^;)
当店にご来店の際は、少しお早めに。
目に良い漢方
「悪い部位を食べる」
漢方ではよく言われることです。
肝が弱っていたら、動物の「肝」を食べます。
なぜなら、動物の内蔵や組織には病気と戦う抵抗物質や免疫物質が存在していると漢方では考えられているからです。
人間が自力で病気に勝てないときに動物のエネルギーを利用する。
そのために自分の悪い部位を食べることで病気を治療するのが漢方なんです。
この方法はとても古くから用いられてきています。
漢方医学では以臓補臓法といいます。
なんと西洋医学でも、似ている方法があります。
例えば魚の肝臓から肝油を抽出して、夜盲症など目の病気に用いたりされています。
目は「肝」
中医学(漢方)では「肝は目に開竅する(あなを開く)」という理論があり、目は肝に支配されています。
漢方の「肝」と西洋医学の「肝臓」は微妙に違いますので (^^;)
視力減退などに対して、動物の肝臓を用いて人の肝機能を補強する治療法が漢方にはあります。
特に羊の肝臓を主薬とする羊肝丸という丸薬が有名ですけど、人では手に入りにくいんです。
漢方は臓器に多くの働きがあります。
「肝」以外の臓器も食べたら病に良いというのはあります。
心臓はポンプとしての働き以外にも、精神・意識をつかさどる臓器とされています。
そのため動物の心臓を、動悸、不眠、不安感といった精神症状の改善に用いることがあるんです。
豚の心臓に朱砂(しゅしゃ)、酸棗仁などの生薬を加えて煮込み、食べる方法もあります。
ほとんど手に入ることは無いのですが、最も効き目のよいのは狐の心臓だそうです。
これに関しては、私も話に聞いただけです (^^;)
2つの腎
「腎」に関しては、中医学では、とても大切にされています。
他の臓器とちょっとだけ扱いが違うかも。
動物の腎を、内腎と外腎に大別していることからも扱いが違うのがわかります。
内蔵は西洋医学の腎臓に相当しますが、外腎は動物の生殖器のことをいいます。
そして、生殖器のことを「鞭」ともいいます。
臨床でよく使われるものには海狗(かいく:オットセイ)腎、広狗(こうく:イヌ)腎、鹿鞭、驢(ろ:ロバ)鞭などがあります。
漢方薬としては海馬補腎丸、至宝三鞭丸などが有名です。
これらの漢方薬は動物の外腎を主薬とする製品で、老化予防、腎臓病や生殖機能の改善に使われることが多いんです。
自然を知ることで健康を知る
これが漢方なんです。